長谷川栄雅と「日本の美」

2020.08.23

七十二候・綿柎開

夏も終わりに近づく処暑。二十三日からは、七十二候「綿柎開(わたのはなしべひらく)」です。

 

綿の柎が開くころとは、実がはじけ、綿花を摘む季節のこと。綿の木は七月から八月に、美しい花を咲かせます。

 

そのあとに実ができ、弾けるとふわふわとした白いコットンボール、綿花が現れるのです。綿花といってもそれは花でなく、種子をやさしく包む繊維。この綿がほぐされ、糸が紡がれます。