長谷川栄雅と「日本の美」

2020.05.25

切子のうつわ

切子とは、カットグラスの和名です。猪口やぐい飲み、ワイングラスなど様々あり、主に冷酒用に用いられます。

 

ルーツはヨーロッパのカットグラス。天保五年、江戸の職人が海外から持ち込まれたガラス製品に彫刻を施したことが始まりとされています。

 

中でもよく知られる江戸切子は、七宝、菊つなぎ、魚子など、伝統的な多数の文様があります。そこに現代の職人の技術が加わり、新たな意匠が生まれています。

 

緻密で繊細なカットが、酒を注ぐことで光沢を生み、日本酒の味わいをさらに引き立てます。