長谷川栄雅と「日本の美」

2020.02.15

包む文化、風呂敷

古くから、布でものを包んできた日本人。
奈良の正倉院には、御物を包んだ布が1200年の時を経て現存します。

「風呂敷」の呼び名が定着したのは江戸時代と言われます。街を闊歩する商人も、旅路を急ぐ人もみな、大切な品々を一枚の風呂敷に包んで運びました。

時を経て現在。便利な道具として、風呂敷が見直されつつあります。

様々な色や素材の風呂敷があり、お気に入りの一枚を、買い物袋として利用したり、日本酒やワインを包んで持ち歩いたり。何通りもの使い方ができます。

環境にも優しく、工夫も楽しい、和の暮らしです。