2020.01.20
1月 寒造りの風景・搾り
もろみを「搾る」とは、もろみを日本酒と酒粕に分けること。
昔の酒はにごり酒が主流でしたが、もろみを濾して澄んだ酒がとってかわり、「清酒」と命名されました。
現在は自動圧搾機による搾りが一般的ですが、長谷川栄雅の「栄雅」二種には、「袋搾り」という伝統技法を用います。
重いもろみを手作業で酒袋に入れ、タンクに渡した棒に吊るし、自然に重力で滴り落ちる雫を待ちます。
時間と体力を消耗するだけでなく、酸化にも気を使う方法ですが、圧力を全くかけない為、最も丁寧な搾りと言えます。生まれる酒は雑味なく、無垢な味わいをお愉しみいただけます。
「栄雅」二種のご紹介