長谷川栄雅と「日本の美」

2020.03.01

桃の節句、雛祭り

桃の節句としておなじみの、雛祭り。

季節の変わり目である節句には、病気などの邪気が入りやすいとされます。
平安時代の人々は、人形に自分の罪や災いをうつし、水に流して無事を祈りました。

職人による人形作りが行われ、華やかに飾り立てる現在の形に変わったのは江戸時代のこと。
技術が発展して人形が高価なものとなり、家に飾る習慣が生まれます。

女の子の健やかな成長と幸せを祈り食されるのは、ハマグリ、雛あられ、菱餅など。
ハマグリは対の貝殻のみがぴったりと合うことから、夫婦和合の象徴とされ、縁起物とされています。