2019.12.25
12月 寒造りの風景・洗米と浸漬
ヤヱガキ酒造は寒造り。
冬にのみ、日本酒の仕込みを行います。
冬本番の寒さの中、蔵では「洗米」作業が行われました。
よく磨かれた酒米は非常に繊細で、吸水のスピードも早い為、手作業による洗米で糠を落とします。
冷たい水と、長時間の中腰に耐えながらの作業です。
洗米後は、「浸漬」。
浸漬時間は、米の品種や精米歩合、目指す酒質に応じて異なります。
杜氏が気温や米の出来なども含め総合的に判断し、ストップウォッチを片手に、秒単位での緻密な作業が行われます。
「原料処理」と呼ばれるこれらの工程は、出来上がりの酒質をも左右する、非常に重要な工程です。