2019.11.11
11月 酒蔵の風物詩、杉玉
11月11日。酒蔵の風物詩である、杉玉の飾り付けが行われました。
通称「酒林(さかばやし)」と呼ばれる杉玉。
その起源は、奈良県桜井市の三輪山にあります。
三輪山は、酒の神・大物主大神が鎮まる地。
その御神木である杉は、古来から神聖なものとされてきました。
杉の枝が酒屋の看板として使われるようになり、球形の杉玉として吊るされるようになったのは江戸時代からの風習と言われます。
良酒ができること、また、酒造りの期間中、蔵人たちが無事に過ごせることを祈願し吊るします。
はじめ緑葉の杉玉は、時間を経て茶に色変わりし、酒の熟成具合を人々に伝えます。
江戸から続く、酒蔵の風物詩です。